今回はLogicool G600のスイッチを交換していきます。G600r/G600tでも分解手順や交換できるスイッチの種類に違いはありません。
他では中々紹介されていない、サイドボタンの交換方法やホイールパーツの分解方法も紹介しています。
G600は既に生産が終了しておりますが、今でもFF14ユーザーなどから愛されている機種になります。
まだまだ現役のG600なのに故障して困っている方々に、この記事が一助となれば幸いです。
ドライバー
使用したはんだグッズと洗浄グッズ
はんだごて
もう何年も愛用しているはんだごて。
はんだ線
はんだ線は無洗浄タイプのものを使っています。
無洗浄はんだのメリット
・はんだ付け後のフラックス洗浄作業が不要になる。
・フラックス残渣による基板への悪影響が無い。
無洗浄はんだのデメリット
・他のはんだと比べるとやや高価。
はんだ吸い取り線
低融点はんだ
融点が100度前後の特殊なはんだ。はんだごてを離してもしばらくは固まらないので、はんだ付けされている部品を取り出す際に重宝します。
無水エタノール
綿棒に染み込ませて基板のクリーニングに使います。はんだ付けする前に必ず基板をクリーニングしておきます。汚れが付着したままだとうまくはんだ付けができません。
これらのグッズは下記の記事で詳しく紹介しています。
分解
マウス裏面のソールを剥がして、下に隠れている4個のネジを+00ドライバーで外します。

マウスを開けるとサイドボタン基板と繋がっているフラットケーブルがあるので抜きます。

メイン基板はネジ止めされておらず、左右クリックスイッチの上にある爪で固定されています。
少しずつ爪を広げながらメイン基板を持ち上げて基板を取り出します。


修理
メインスイッチの交換
今回は不具合が出ていた左右クリックスイッチと左右チルトスイッチとホイールクリックスイッチの計5個のスイッチのみ交換しました。


他のスイッチも同じスイッチで交換することが可能です。
交換用スイッチ
左右クリックスイッチ・Gシフトクリックスイッチ
左右チルトスイッチ・ホイールクリックスイッチ・G7G8スイッチ
サイドスイッチの交換修理
サイドスイッチは基板までアクセスが少し大変です。
まずは2本のネジを+1ドライバーを使って外し、2枚のウェイトを取り出します。

写真の赤丸のネジを+00ドライバーで外して外装パーツを外します。


サイドボタンの外装パーツは爪で固定されているので、隙間にプラスチックカードを差し込んで少しずつ爪を外していきます。爪は裏側にもあります。


次に写真赤丸のネジを+00ドライバーで外して、サイドボタン基板を取り出します。


サイドボタン基板に使われているスイッチは一般的なタクタイルスイッチなどではなく、直径約5mmのドームスプリングがシールで固定されて使われています。

外装のクリーニングもしておきます。


ホイールパーツの分解クリーニング
続いてホイールパーツの分解クリーニングをしていきます。
今回のターゲットは写真のホイールパーツです。かなりホコリが溜まっていますね。

まずはピンセットで取れるだけホコリを取ります。ホイール軸に絡まったホコリはピンセットで引っ張っても取れません。ホイールをケースから取り出す必要があります。


まずはラチェット感を生んでいる金属パーツを矢印の方向へ引っ張って取り出します。この時に丸印のバネを失くさないように注意しましょう。


続いてホイールを取り出していきます。方法はケースを両側から引っ張って広げてホイールを取り出すのですが、これを指やピンセットなどで行うのは難しいので、クイックバークランプと針金を使います。

無事にホイールを取り出すことが出来ました。早速、ホイールとケースに溜まっているホコリを除去しましょう。


ホイールをケースに戻すときも、クリックバークランプで少し広げてホイールを戻します。
ラチェット感を生む金属パーツとバネを戻してホイールパーツのクリーニングが完了となります。


軽量化
マウス内部にある2枚のウェイトを取り出すことで、1枚あたり約14gの軽量化が可能です。
ネジは+1ドライバーで外すことができます。


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