Razer Tartarus V2/Proの十字キー修理とホイールスクロール修理

修理

今回はRazer Tartarus V2/Proでよくある十字キースイッチのチャタリングの修理と、ホイールスクロールの接触不良の修理をしていきます。

分解工程や、必要な工具と部品の紹介もしています。

チャタリングとは

スイッチを押しても反応しなかったり、1度しか押してないのに何度も反応してしまう現象。

原因

主にスイッチ内部にホコリが溜まったり、スイッチ接点の金属部分に酸化被膜ができることによりチャタリングが発生します。

解消するには?

スイッチを交換する方法が最も確実です。

スイッチ接点をクリーニングしてもチャタリングは解消されますが、効果は一時的な上、スイッチ自体の分解が必要となるため難度が高く、おすすめはできません。

使用したはんだグッズと洗浄グッズ

はんだごて

もう何年も愛用しているはんだごて。

はんだ線

はんだ線は無洗浄タイプのものを使っています。

無洗浄はんだのメリット
・はんだ付け後のフラックス洗浄作業が不要になる。
・フラックス残渣による基板への悪影響が無い。

無洗浄はんだのデメリット
・他のはんだと比べるとやや高価。

はんだ吸い取り線

低融点はんだ

融点が100度前後の特殊なはんだ。はんだごてを離してもしばらくは固まらないので、はんだ付けされている部品を取り出す際に重宝します。

無水エタノール

綿棒に染み込ませて基板のクリーニングに使います。はんだ付けする前に必ず基板をクリーニングしておきます。汚れが付着したままだとうまくはんだ付けができません。

健栄製薬
¥868 (2026/09/03 20:59時点 | Amazon調べ)

これらのグッズは下記の記事で詳しく紹介しています。

仕事で使っているはんだ用品とクリーニング用品を紹介!
今回は私がはんだ付け作業をする際に使用しているはんだ用品とクリーニング用品を紹介します。はんだ用品はんだごてもう何年もHAKKO製のFX-600を愛用しています。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffil…

あったほうが良いもの

マスキングテープ

基板の保護やスイッチの仮止めに便利です。

修理手順

十字キースイッチの交換

修理難易度 ★☆☆☆☆

ソール剥がし

写真の部分のソールを剥がします。1箇所のみでOKです。
剥がす前にドライヤーなどで温めると剥がしやすくなります。

本体と十字キー基板の分離

ソールで隠されていたネジを、+ドライバーを使って外すと十字キー基板が載ったパーツと分離できます。フラットケーブルで繋がっているので、引っ張りすぎないよう注意です。

写真中央のフラットケーブルを外します。黒い爪を引っ張っていくと外れます。

続いて、もうひとつのフラットケーブルを外します。こちらは爪は無いので引っ張るだけで外れます。

基板の取り出し

基板を固定しているネジを+ドライバーを使い、取り外します。

基板は4本の爪でも固定されているので、少し基板を引っ張りながら爪を外していきます。

スイッチの取り外し

基板からスイッチを取り外します。

はんだごての温度は370度にセットし、低融点ハンダを使いましょう。元々のはんだと低融点ハンダが溶け混ざったらスイッチを引っ張ると取れます。やけどに注意です。

スイッチを取り外したら、ハンダ吸い取り線でランド(はんだが乗る銀色の部分)をきれいにしておきましょう。

基板の黒い部分を傷つけないように注意です。黒い部分が剥がれて中の金属部分が露出すると短絡(ショート)する危険性が高まります。

不安な方は事前にマスキングテープなどで基板を保護しておきましょう。

スイッチのはんだ付け

新たなスイッチをはんだ付けします。スイッチの向きに注意しましょう。

あらかじめ、スイッチをテープで仮止めしておくとはんだ付けしやすいです。

はんだ付けしたら、ちゃんとランドとスイッチの足がはんだ付けされているか、はんだが短絡していないかを確認します。

また、周りにはんだのカスが飛び散っている場合は除去しておきます。

組み立て

チェックが終わったら組み立てていきます。

フラットケーブルを差し込む際は無理な力を入れないようにしましょう。フラットケーブルに接着されている配線が折れる原因になります。

フラットケーブルの向きにも注意です。


ホイールエンコーダーの交換

修理難易度 ★★★☆☆

この工程は、より深く分解する必要があるため十字キースイッチの交換よりも難易度が高いです。

分解

写真に写っている計15個のネジを+00ドライバーで外します。ステッカーの下にもネジがあります。

本体を開くとG20キーの基板と繋がっているフラットケーブルが見えるので抜いておきます。

次にシルバーのネジを+00ドライバーで外してホイールを照らすLEDをフリーにします。

キースイッチ基板を固定している計6個の黒ネジを+00ドライバーで外します。

USBケーブルを固定しているシルバーのネジを+00ドライバーで外し、ケーブルをフリーにします。

無事にキースイッチ基板を取り出すことができました。

ハンダ作業

ホイールエンコーダーの高さは9.0mm。

ホイール押し込みスイッチは高さ3.4mm、縦と横4.2mmの2接点スイッチでした。

組み立て時の注意点

  1. USBケーブルの配線は必ず元通りにしましょう。配線がズレていると十字キーの外装パーツがハマらなくなります。

不明な点がありましたらコメントにてご連絡ください。可能な範囲でお答えします。

ココナラとヤフオクで修理サービスを出品中!

このような修理や静音化がうまくできるか不安な方は、当方の代行サービスを利用してみてください。

ブログで紹介したマウスやキーボード以外でも受け付けております。

過去に約2000台のマウス修理と約400台の片手キーボード修理の経験があり、様々なマウスや片手キーボードのスイッチ交換や静音化、ホイールセンサー修理などを行っています。

修理後の動作保証も付いています。詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

ココナラ

マウスの修理や静音化をいたします 修理実績2000台の当方に、おまかせください! TartarusやG13を修理します 修理実績400台の当方におまかせ下さい!

ヤフオク

Yahoo!オークション – satilikesさんの出品リスト

タイトルとURLをコピーしました