ロジクール G PRO X SUPERLIGHTの分解修理の記事です。
今回の不具合はよくあるチャタリングではなく、左右クリックスイッチが同時に反応してしまうという、少し変わった不具合が発生しています。
このような不具合はスイッチの故障では考えられないので、原因を探りながら修理を進めていきます。
使われている部品
スイッチ
ロータリーエンコーダ
高さ8.0mm
使用する工具
+00ドライバー
はんだ用品
はんだこて
白光(HAKKO) ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02
はんだ線
エンジニア スペリオットRMA 銅・銅合金精密基板用ハンダ φ1.0mm×5.5m SWS-10
はんだ吸い取り線
goot(グット) はんだ吸取線 幅2.5mm 長1.5m CP-2515 日本製
低融点ハンダ
メルカリに出品されている低融点ハンダを使用しています。
分解
裏面のソールを剥がし、計6箇所のネジを+00ドライバーを使って外します。
開くとスイッチ基板と繋がっているフラットケーブルや、バッテリーコネクタ、ワイヤレス充電のコネクタが繋がっているので外します。
フラットケーブルや、そのコネクタには特に異常は無いようです。
続いてスイッチ基板を見ていきます。
バッテリーの下にある4個のネジを+00ドライバーで外し、左右クリックスイッチを押す外装パーツを取り出します。
基板に繋がっているフラットケーブルを抜いたときに、フラットケーブルの一部が腐食していることが確認できました。不具合の原因は、この腐食により接点がショートしていたことでした。
腐食を取り除いてIPAでクリーニングします。(クリーニング後の写真は撮り忘れてしまいました)
はんだ作業
続いて左右クリックスイッチを、高耐久なD2FC-F-K(50M)スイッチに交換していきます。
基板を固定している4個のネジを+00ドライバーで外してスイッチ基板を取り出します。このときにホイールに無理な力を加えないように注意します。ホイール軸が曲がったり、折れたりする原因になります。
元のスイッチを低融点はんだで取り出して、D2FC-F-K(50M)スイッチをはんだ付けします。ランドの周りに電子部品などが無いため、気楽にはんだ付けできました。
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