Razer Basilisk V3 Proを静音化!スイッチや分解方法もご紹介

静音化

今回はRazer Basilisk V3 Proのスイッチを静音化していきます。
このマウスには変わったスイッチが採用されているので、かなり試行錯誤しました。

スイッチ画像サイズ(mm)
左右クリックスイッチ12.8×5.7×7.3
マルチファンクショントリガー12.8×5.7×7.3
マウスボタン 5
マウスボタン 4
左右チルトスイッチ6.3×6.3×3.5
スクロールモードボタン
DPIサイクルボタン
ホイール押し込みスイッチ6.3×6.3×5.5

工具

+0 ドライバー

T6 ドライバー

はんだ用品

はんだごて

標準のコテ先もよいですが、私はJ型とK型のコテ先を使い分けてます。

J型は主にスイッチを基板にはんだ付けする際に使っています。曲がっている部分にはんだが乗ってくれるので片手で基板と部品を押さえながらはんだ付けするのに役立ちます。

K型は横にすると広範囲、縦で使うと局所的に使えるので、はんだ吸い取り線を使う時やピッチ間隔が狭い場合に重宝します。

無洗浄はんだ線

無洗浄はんだ線のメリット
・はんだ付け後のフラックス洗浄作業が不要になる。
・フラックス残渣による基板への悪影響が無い。

無洗浄はんだ線のデメリット
・他のはんだ線と比べるとやや高価。

はんだ吸い取り線

低融点はんだ

メルカリで販売されているものを使用しています。

低融点はんだ – メルカリ (mercari.com)

低融点はんだとは100度前後の低温でも溶ける特殊なはんだです。

はんだごてを離してもしばらくはんだが溶けたままなので、はんだ付けされた部品を取り外す際に役立ちます。

クリーニング用品

IPA

または無水エタノール

どちらも体に触れたり、揮発した蒸気を吸わないように手袋、換気をするようにしましょう。

IPAのほうが安価で汚れも落ちやすいので、私はIPAを使用しています。

綿棒

分解

5箇所のネジをT6ドライバーを使って外します。

上半分を持ち上げるとメイン基板とサブ基板を繋げているコネクタがあるので外します。

マウスを分離できました。

バッテリーは両面テープで固定されています。バッテリーを外すとネジが現れるので、それも合わせて7箇所のネジを外します。これで基板を取り出すことができます。

赤丸部分のネジを+ドライバーで外すと、サブスイッチ基板を取り出すことができます。

はんだ付け

使用する静音スイッチ

各スイッチを静音スイッチへ交換していきます。
ホイール押し込みスイッチは高さを調節するためにプラバンを貼っています。
マルチファンクショントリガーは静音スイッチを横にする必要があります。そうすると静音スイッチの足がランドに届かないため、太めの針金を使って延長しています。

こちらはサブスイッチ基板です。押した感触を微調整するために一部の静音スイッチの頭を削っています。
今回はマウスボタン4と5の静音スイッチとして頭が半透明のものを使用していますが、一般的な頭が赤いKailh製静音スイッチでも代用可能です。
これも横向きにする必要がありますが、ギリギリ足がランドに届きました。

これで左右クリックスイッチを除く、スイッチの静音化が完了しました。

左右クリックスイッチの静音化について

このマウスの左右クリックスイッチは通常のスイッチとは異なり、Razer独自の光学スイッチが使われています。このスイッチは動作原理が全く異なるため、静音スイッチに交換することができません。
しかし、光学スイッチの内部にスポンジを挟むことによりクリック音を静かにすることができます。これについては後日、別記事として投稿する予定です。

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