今回はスクロールに不具合がある、サンワサプライ MA-WBL26BKRというマウスを修理していきます。
不具合の原因はロータリーエンコーダーの不良とすぐに分かりましたが、このロータリーエンコーダーが曲者でした。
ドライバー
T6ドライバー
分解
マウス裏面のステッカーを剥がし、下に隠れているネジと電池ボックス内ネジの計3個のネジをT6ドライバーで外します。
マウスを開腹し、サイドスイッチ基板と繋がっているコネクタと、乾電池の金属端子と繋がっているコネクタを抜きます。
続いてホイールを取り出します。
コネクタを抜いてホイールを上に持ち上げると取り出せます。
ホイールからロータリーエンコーダーを取り出します。
修理
ロータリーエンコーダーの修理
当初はロータリーエンコーダーを新品に交換する方針でしたが、このマウスのロータリーエンコーダーは特殊なものが使われていました。
ロータリーエンコーダーの穴の直径は1.74mmのものが一般的なのですが、このマウスのロータリーエンコーダーは穴の直径が2.0mmでした。
ネットで調べてみましたが、どれも1.74mmタイプのものばかりで2.0mmタイプのものは見つかりませんでした。
なので、交換ではなくロータリーエンコーダーをクリーニングして修理する方針に切り替えました。
赤丸部分の4箇所のツメを持ち上げます。
金属カバーを外します。
金属リングのヘコんでいる部分と、プラスチックのギザギザでホイールのラチェット感を生み出していることが分かります。
緑色のプラスチックパーツを取り出します。
ひと目で金属接点が汚れているのが分かりますね。
この汚れを細い綿棒とIPA(無水エタノール)と液体コンパウンドを使って落としていきましょう。
クリーニング後。
見違えるほどきれいになりました。
まとめ
ロータリーエンコーダーの穴の直径が異なるものがあるとは初めて知った。
しかし、今回の修理でロータリーエンコーダーの仕組みを知ることが出来たので良い経験だった。
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