今回はLogicool GPRO X Superlightの全5個のスイッチを静音スイッチに交換していきます。
静音で、なおかつ軽量なマウスを手に入れましょう!
サイドボタンの静音スイッチ交換は少しコツが必要なので、それも紹介しています。
後継機のGPRO X Superlight2でも手順は同じで、同じスイッチが使用できます。
Logicool GPRO X Superlight
Logicool GPRO X Superlight2
ドライバー
+00ドライバー
分解
マウス裏面の2箇所のソールを剥がし、下に隠れている計6個のネジを+00ドライバーで外します。

マウスを開腹します。ケーブルが繋がっているので引っ張りすぎないように注意しましょう。
バッテリーと繋がっているコネクタケーブルとスイッチ基板と繋がっているフラットケーブルを外します。

続いてバッテリーを取り出します。両面テープで接着されているので接着力を弱めるために少量のIPAを使用しました。無水エタノールでも代用可能です。
インジェクターを使うと部分的にIPA(無水エタノール)を注入できるので便利です。
バッテリーを取り出したら、下に隠れていた計4本のネジを+00ドライバーで外します。そうすると左右クリックスイッチを押す外装パーツが取り外すことができます。

続いてスイッチ基板を取り出します。計4個のネジを+00ドライバーで外します。
基板を取り出す際はホイールを抑えているバネに注意しましょう。あわせてメイン基板と接続されているフラットケーブルも抜きます。

これでスイッチ基板を取り出すことができました。

次にサイドボタンを取り出します。
下の2枚の写真の計11個のネジを+00ドライバーで外します。


これで黒いプラパーツとサイドボタンを押す白いプラパーツを分解することができます。

サイドボタンはフラットケーブルに直接はんだ付けされています。
この部分は両面テープで接着されているので、バッテリーを取り出すときと同じ要領で剥がします。


静音スイッチへ交換
はんだ用品
私がこれらのはんだ用品を愛用している理由は下記の記事で解説しています。
スイッチ
スイッチの商品リンクは全て私がメルカリショップスで販売しているものです。
下の写真は左右クリックスイッチとホイールクリックスイッチを静音スイッチに交換しています。
もともと使われていたホイールクリックスイッチは高さが5.5mmという特殊なタイプで、その高さの静音スイッチは手元になかったので、高さ4.3mmの静音スイッチと3Dプリンターで作成した厚さ1.2mmの部品をスペーサーとして使用しました。


サイドスイッチの静音化には高さ3.5mmの静音スイッチを使いました。しかし、この静音スイッチは基板のランド穴に差し込んではんだ付けするタイプですが、もとから使われているD2LS-21は基板のパッドにはんだ付けするタイプなので、取り付ける際に少し工夫が必要です。
まず、静音スイッチの2本の足を同じ方向に曲げて片方の足をカットします。そして、スイッチが対角線になるようにはんだ付けします。幸い、スイッチの周りにスペースがあるのでこのように斜めにはんだ付けしても問題ありませんでした。

- Qサイドボタンを静音スイッチに交換してマウスを組み立てたらスイッチが押されっぱなしになる!
- A
静音スイッチが浮いていたり、フラット基板がうまくはまってない可能性があります。
ロータリーエンコーダー交換
ロータリーエンコーダーは高さ8.0mmのものが使われていました。

まとめ・感想
このマウスは分解するときに爪で留まっているところがないので、とても分解しやすく基板へのアクセスも簡単でした。しかし、軽量化のためなのか、基板が薄いので少し力を加えただけでたわむ。力の加減を間違えるとポッキリと折れそうで注意を払う必要がある。
個体差によってはホイールを回した時にガリガリと異音がするので、その点も修理できるようになりたい。そのために色々と実験中。成果が出たら記事にしようと思います。
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