今回はLogicool G PRO 2 LIGHTSPEEDの左右クリックスイッチを静音スイッチへ交換していきます。このマウスにはオムロン独自の光学式スイッチが使われているので、静音スイッチへ交換するためにはひと手間が必要になります。
ドライバー
+00
使用したはんだグッズと洗浄グッズ
はんだごて
もう何年も愛用しているはんだごて。
はんだ線
はんだ線は無洗浄タイプのものを使っています。
無洗浄はんだのメリット
・はんだ付け後のフラックス洗浄作業が不要になる。
・フラックス残渣による基板への悪影響が無い。
無洗浄はんだのデメリット
・他のはんだと比べるとやや高価。
はんだ吸い取り線
無水エタノール
綿棒に染み込ませて基板のクリーニングに使います。はんだ付けする前に必ず基板をクリーニングしておきます。汚れが付着したままだとうまくはんだ付けができません。
これらのグッズは下記の記事で詳しく紹介しています。
分解
マウス裏面のソールを剥がして、下に隠れていたネジを+00ドライバーで外します。

マウスを開けるとフラットケーブルとバッテリーケーブルが繋がっているのでどちらも抜きます。

続いてバッテリーを取り出します。
バッテリーを固定しているネジを+00ドライバーで外します。
バッテリーは両面テープで接着されていますが、接着力は弱いため剥がし剤を使わなくても大丈夫です。


次に赤丸部分のネジを+00ドライバーで外して、左右クリックスイッチを押す外装パーツを取り出します。

続いて赤丸のネジを+00ドライバーで外して、クリック時に外装パーツの跳ね返りを防止するパーツを取り出します。


赤丸のネジを+00ドライバーで外すと基板を取り出すことができます。
フラットケーブルは黒い爪を持ち上げると抜くことができます。


無事に基板を取り出すことができました。


スイッチ交換
今回は左右クリックスイッチのみを静音スイッチへ交換しました。

このマウスの左右クリックスイッチはオムロン独自の光学式スイッチが使われているので、そのまま静音スイッチをはんだ付けしても動作しません。
下の写真のようにジャンパ線を追加する必要があります。

ジャンパ線は何でもいいのですが、私は太さ0.1mmのエナメル線を使っています。
まとめ
分解の工程はSuperlightシリーズと似ている。基板へのアクセスはしやすい方だが、バッテリーコネクタの隣りにあるフラットケーブルが短いので抜き差しする際には断線させないよう注意する必要がある。
左右クリックスイッチを静音スイッチへ交換するためには追加の工程が必要となるが、一度どこに配線をすればよいのかが分かればそんなに手間にはならない。
機会があれば他のスイッチも静音スイッチへ交換してみたい。
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