今回はFinalmouse Ultralight2の左右クリックスイッチを静音スイッチへ交換します。
分解難易度は高くないが、とある理由により一般的な静音スイッチが使えなかった…
分解修理の工程とスイッチの入手先も紹介しています。
マウス本体の購入先
Finalmouse eSports用軽量マウス 「Finalmouse Ultralight 2 – CAPE TOWN」通販：ふもっふのおみせ
使用した静音スイッチ
当方で運営しているメルカリショップスです。
ドライバー
+1
使用したはんだグッズと洗浄グッズ
はんだごて
もう何年も愛用しているはんだごて。
はんだ線
はんだ線は無洗浄タイプのものを使っています。
無洗浄はんだのメリット
・はんだ付け後のフラックス洗浄作業が不要になる。
・フラックス残渣による基板への悪影響が無い。
無洗浄はんだのデメリット
・他のはんだと比べるとやや高価。
はんだ吸い取り線
低融点はんだ
融点が100度前後の特殊なはんだ。はんだごてを離してもしばらくは固まらないので、はんだ付けされている部品を取り出す際に重宝します。
無水エタノール
綿棒に染み込ませて基板のクリーニングに使います。はんだ付けする前に必ず基板をクリーニングしておきます。汚れが付着したままだとうまくはんだ付けができません。
これらのグッズは下記の記事で詳しく紹介しています。
分解
裏面のソールを剥がして下に隠れていた2本のネジを+1ドライバーで外します。
無事に外装を外せました。
左右クリックスイッチ、ホイールクリックスイッチ、サイドスイッチのいずれも高さ7.2mmの一般的なマイクロスイッチが使われています。
続いて基板を取り出していきます。
ネジ止めはされておらず、赤丸部分のツメを広げると基板を取り出すことができます。
この際にサイドスイッチ基板のケーブルコネクタとUSBケーブルコネクタを抜いておきましょう。
無事に基板を取り出すことができました。
スイッチ交換
今回は左右クリックスイッチを静音スイッチへ交換しています。
当方で運営しているメルカリショップスです。
- Qなぜ頭が赤色の静音スイッチを使わなかったのか？
- A
純正のスイッチの高さが7.2mm、頭が赤色の静音スイッチは高さが7.3mmです。他のマウスは外装とスイッチの間に若干の遊びがありますが、このマウスは遊びが無くなるように設計されているため、赤色の静音スイッチを使うと常に押されっぱなしになってしまう。
一方、緑色の静音スイッチは高さが7.0mmで高さに余裕があるため、このマウスにピッタリだった。
まとめ
外す必要があるネジの本数は2本で基板にもアクセスしやすいので、スイッチ交換の難易度は低い。
しかし、マウスの設計精度が良すぎて静音スイッチへ交換する際は、一般的なKailh製静音スイッチが使えないので高さ7.0mmの静音スイッチが必要になる。
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