今回はLogicool G604を分解してスイッチ交換修理をしていきます。左クリックを押した際に引っかかる感触がある場合の対処法も紹介しています。
このマウスはG700/G700sの後継として人気がありますが、現在では生産終了しており修理の需要が高まっています。
ドライバー
+00ドライバー
はんだ用品とクリーニング用品
実際に使用しているはんだ用品とクリーニング用品を下の記事で紹介しています。
分解
マウス裏面のソールを剥がして全5箇所のプラスネジを外します。
スイッチ基板とメイン基板を接続しているフラットケーブルと、電池ボックスと繋がっているケーブルがあるので抜いておきます。
続いて電池ボックスを取り出します。3個のプラスネジで固定されています。
太い方のフラットケーブルも抜いておきます。
続いてスイッチ基板を固定しているユニットを取り出します。計8個の+ネジを外すと取り出すことができます。
このユニットはネジだけでなく爪でも固定されているので、力を入れすぎないように注意します。
続いて計6個の+ネジを外して、左右クリックスイッチと+-スイッチを押す外装パーツを外していきます。
続いて中央の外装パーツを外します。3個の+ネジで固定されています。
この時にLEDの光を反射させる半透明の細いパーツを折らないように注意します。
続いて左右クリックした時に外装パーツのバウンドを防ぐパーツを外します。
言葉にするとよく分からないと思いますが、写真の部分のパーツです。+ネジを2個外します。
次にホイールパーツを取り出します。ピンを抜くと取り出せますがサイドボタンの基板にぶつかるので、あらかじめサイドボタン基板を固定している2個のプラスネジを緩めておきます。
最後に7個のプラスネジを外すとスイッチ基板を取り出すことができます。
修理
スイッチ交換
当方で交換先のスイッチとして採用しているスイッチは以下のようになります。
低融点はんだを使って元のスイッチを外して、新品のスイッチに交換します。
左右チルトスイッチや接続切り替えスイッチのランドの周りには、他の部品が集まっているのでマスキングテープなどで保護しておくとはんだ付けしやすいです。
サイドボタンも同様に交換していきます。
左クリックが引っかかる
左クリックした際に引っかかる感触がある症状はスイッチの交換では解消されません。原因は下の写真の部分でパーツの干渉が起きているからです。右クリックと比べて隙間が全くないことが確認できます。
なので左クリックの外装パーツの右側に隙間を作ることを目標に修理していきます。
と言っても難しいことはなく、下の写真のように隙間にスペーサーを挟む事によって左クリックの外装パーツの右側に隙間を作ることができました。
ただし、スペーサーが厚すぎると隙間も大きくなり、+-ボタンと干渉しますので注意が必要です。
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